やっぱり千円札は拾うし、人は育成すべきでしょう

日経ビジネスの2011年6月20日号で、安田佳生氏が社長を務めていたワイキューブが3月30日に民事再生申請していたことを知りました。  以前、同じ日経BPの経営者向けセミナーで安田氏の講演を聞いて、何かしっくりこないものを感じ、このブログで「不快感」「不自然さ」を感じることを書いたこともあります。安田氏に妬みも僻みもありませんが、やっぱり・・・と感じます。

安田氏の経営戦略は「逆張り」「サプライズ」「ブランディング」っていうものです。有名な著書「千円札は拾うな!」も人目を引くタイトルで当時30万部以上売り上げたそうです。きっと内容も常識を疑えとか、逆張りの勧めだろうと、まったく読む気が起きませんでしたが、今は大生のキャリア・デザイン講義のとき、参考資料に使える貴重な本かも、と気になっています。
でも、買ってまで読みたいとも思いませんけど・・・・・
採用のプロと名乗って「人は育たない、採用の段階ですべて決まる!」という主張が私には受け入れられず、人は育つもの、どんなに優秀な人を採用しても、その力を120%発揮できるような企業風土がある組織でなければ・・・しっかりと育成しなければ・・・だと、このブログでもセミナーでも主張してきました。  彼にとっては、能力を発揮させるための組織は社内にワインバーやバカラのシャンデリア、150万円のビリヤード台を設置することだったのでしょうか?もちろん、奇抜な福利厚生施策としてマスコミに報道されれば、その広告効果は多大なものになりますが社員食堂とワインバーはその存在意義がまったく違うものですから、福利厚生施策としては費用対効果が見込めないし、会社から社員に発するメッセージもマイナスの効果だと思います。
まあ、倒産してしまった会社のことを言ってもしょうがないですが、一時就職ランキングの高い人気企業だったので、学生の企業選択の参考にしようと改めて振り帰りました。  最後に、やっぱり1千円札は拾うでしょう!そして交番に届けるか震災支援の募金箱に寄付する人に成功して欲しいです。