パーソナル・サポート

震災にあわれ山梨県内に避難されてきた方々に対し、寄り添うような支援を行い避難者の方が自立した生活が行えるようになるための支援活動を行うボランティアを「パーソナル・サポーター」と呼びます。

■パーソナル・サポーターが担う業務

Ⅰ.カウンセリング・サポート

・避難者のニーズの聞き取り
・様々な問題や、阻害要因を抱える避難者に対する相談、アウトリーチのための関係者・機関との連絡
・生活(福祉・医療・住居・教育)や雇用・就労情報の提供、案内

Ⅱ.寄り添い・つなぎ

・支援制度窓口への案内(付き添い)利用のサポート、関係機関、支援団体・NPO等への誘導・連携
・地元支援者へのつなぎ
・支援可能な被災者へのつなぎ

Ⅲ.情報収集・提供

・避難者のニーズに合わせた情報の収集
・行政や各種団体の支援・サービスの情報提供
・地域の求人情報の収集、雇用・就労の機会、場の開拓・発掘

Ⅳ.サポートプランと実践

・パーソナル・サポートプラン(案)の作成、サポートの実施、点検
・サポートプランを実践する避難者との日常的な連絡
・避難者が自律できるまでの支援の継続

※パーソナル・サポーターの育成講座は終了いたしました。
  たくさんの方のご応募、ありがとうございました。

11月12日に第3回 パーソナル・サポーター養成講座が開催されました。

講師に臨床心理士の戸松 弘美さんをお招きし、臨床心理士の立場から震災避難者の支援の在り方や接し方、カウンセリングの基本などを学びました。

11月6日に第2回 パーソナル・サポーター養成講座が開催されました。

山梨学院大学キャリア・デザイン学講師の宇佐美 康司先生をお招きし、人とのつながりをテーマに、人とつながることの難しさと楽しさを学び、人とのつながりが、何よりの支援になることを学びました。

 

10月29日に第1回 パーソナル・サポーター養成講座が開催されました。

受講生は、行楽シーズン真っ只中の中、約30名の方が受講されました。

午前中は結ぶ会会長のあいさつ、事務局からの事務連絡と事業概要、

午後はながのパーソナル・サポート・センターの美谷島センター長にお越しいただき、

長野県の事例などを講演をしていただきました。

 

平成23年度山梨県新しい公共支援基金事業

東日本大震災・山梨県内避難者を支援する
「パーソナル・サポーター養成講座のご案内」

私たちは、山梨県内に避難された被災者を支援するパーソナル・サポーターを育成します!

● 当講座では、山梨県内へ避難されてきた避難者の方々を支援したいという志のある人材を、構成団体や協力団体を通じ県下各地から募り、支援を必要とする避難者の方々に対して、専門的な相談支援機関や行政、住民有志等と連携しながら適切な支援活動ができる人材(パーソナル・サポーター)の育成を行います。

● 全5回の講座を通じ、避難者の現状や心の状態を把握した上で適切な支援ができるスキルを身につけることで、避難者の側に立ったきめ細やかな支援ができるようにします。
また、生活に必要な様々な情報提供をできるようにするとともに、生活や就職などの相談を受けたときに行政その他の支援機関等への適切なつなぎや連絡調整、地域への橋渡し等ができる人材の育成を目指しています。

● 当講座を修了した方は、当会へパーソナル・サポーターまたは、スーパーバイザーとしてご登録いただき、県内の避難者への支援を行っていただくことができます。

 

◆受講対象者

・当会の構成団体や専門的な協力団体等からの推薦を受けた方

・相談支援に係る各分野の専門家やカウンセリングなどの経験や資格を持つ方。
(臨床心理士、社会福祉士、精神保健福祉士、キャリア・カウンセラー、など)
※特にスーパーバイザー役を担う方

●パーソナルサポーター(PS)とは
当会の構成団体や専門的な協力団体等からの推薦を受けた方で、5回の養成講座を修了された方。
支援を必要とする避難者一人ひとりに事務局やスーパーバイザーがマッチングを行い配置します。
PSは避難者の状況や要望などを把握し、事務局やスーパーバイザー、関係機関等と連携して、避難者の抱える諸課題の解決や、地域での居場所と出番づくり等を支援していきます。

●スーパーバイザー(SV)とは
相談支援に係る支援分野の専門家や、カウンセリングなどの知識・経験を持つ方で、5回の養成講座を 修了された方。

スーパーバイザーは、PSと協力し合いながら支援活動を行い、PSの活動の方向性の確認や、支援計画のアドバイスやサポートを行っていく方となります。