当協会では、青少年の育成を支援するための活動を行っています。
少年犯罪を犯した少年の中には、出所後、職についても仕事が長続きせず職場定着できない人たちもおり、そのことが原因で再び犯罪を犯してしまうケースがあります。

仕事が長続きしない原因としては、職業選択のミスマッチや知識不足が挙げられます。
例えば、

・自分が意図していない仕事をさせられる。
・契約書を取り交わさないまま低賃金で働かされる。
・労働基準法を大幅に上回る勤務時間で働かさせる。
・雇用保険などの保険をかけてもらえない。

など、労働や法律の知識がないがゆえに劣悪な状態で働かされているケースも少なくありません。

そのような働き方に嫌気がさし、仕事を辞めた若者たちは、

・自分は仕事ができない。
・社会に適応できない、必要とされていない。
・どうせ何をやってもうまくいかない。

と言った、自分を責める感情を持ってしまいます。
そのような気持ちから自暴自棄になり、引きこもったり、犯罪を起こしてしまうことがあります。

当協会では、そのような負の連鎖を断ち切る支援として、甲府少年鑑別所と連携し少年に対する働き方講座や、職業選択の方法、就職活動の際の相談先の紹介、職業能力の向上についてのセミナーを行い、少年の健全育成に取り組んでいます。

セミナーでは、厚生労働省作成「これってあり?~まんが知って役立つ労働法Q&A~」や、オリジナルのレジュメ、支援機関のパンフレット(ジョブカフェやまなし、地域若者サポートステーション、公共職業訓練)などの資料を使用しています。

厚生労働省HPから抜粋