「ひきこもり当事者向け交流会」の記事が掲載されました。

2020年10月4日 山梨日日新聞に、当協会が行っている「ひきこもり当事者向け交流会事業」が掲載されました。

【記事内容】

「ひきこもり当事者 居心地よく自由に」

やまなし若者サポートステーションを運営するNPO法人「山梨県キャリアコンサルティング協会」は、ひきこもりの当事者らが集う交流会事業を始めた。ひきこもり経験があるサポステ利用者らも参加し、ゲームやカラオケなどで自由に時間を過ごし、交流を深める。参加者からは「人の目を気にせず居心地のいい場所になっている」との声が聞かれる。
〈戸松優〉

「これ勝てないよ、厳いな」「次どうする?」。9月上旬、中央市若宮の同法人事務所の一室に穏やかな声が響いた。和気あいあいと雑談しながらカードゲームを楽しむ参加者。別室にはカラオケやテレビゲームも用意されている。新型コロナウイルスの感染防止策を講じながら、出入り自由な居場所で思い思いの時間を過ごす。

「何をするでもなく、外に出るきっかけになる場所があれば」と企画された。
毎月第2土曜日の午後、自由に過ごせる場を提供している。4月から開催予定だったが、コロナ禍で開始が8月にずれ込んだ。参加者は、ひきこもりや就職活動に苦しんだ経験のある人、サポステで支援を受けた人が中心だ。甲府市の男性は大学中退後にパニック障害を発症。外出が難しくなり、約6年間ひきこもりの状態になった。治療を受け、昨年3月からサポステを利用。現在は社会福祉法人で働いている。「就職後も職場以外に人と関われる場は必要」と言い、交流会に参加する。「スタッフや参加者はみな優しく、居心地がいい空間」と話す。

別の甲府市の20代男性は、就職活動が難航したことでひきこもりがちに。 現在は事務の仕事をしながら、交流会を楽しみにしているという。「ひきこもりがちだったときは社会人
として自立しているかなど、人からどう見られるか他人の視線が怖かった」と振り返る。「交流会では、社会的立場は関係なく、しがらみもなく人と関わることができてうれしい」と話す。

同法人の長谷川和信理事は「ひきこもりの元当事者から、現在悩んでいる人を支えたいとの声も寄せられている。経験者と当事者を結びつける場にもなれば」と期待を寄せてい
る。

交流会は毎月第2土曜日の午後2~5時(出入り自由)。中央市若宮の同法人事務所内で開く。次回は10日。事前申し込みを受け付けている。
問い合わせ、申し込みは、電話055 (274) 7722。