2007年の就職戦線は売り手市場_山梨日日新聞5月3日

景気回復や団塊世代の大量退職を背景に、大手企業などを中心に来春卒業する大学生の採用の動きが活発化する中、山梨県内の学生も「売り手市場」での就職活動に熱を入れている。民間調査会社の調査では。求人数はバブル期を上回って過去最高になった、とのこと(以上山梨日々新聞5月3日版より抜粋)
記事の中に山梨県キャリアコンサルティング協会理事でキャリアカウンセラーの土橋先生のコメントが紹介されています。

ちなみに、数年前には資金繰りに追われていた県内中小企業の経営者から、人材が欲しい!大学生を採用したい!などという言葉がでているのは本当です。

ここで問題なのは、採用した後に人材に育てるのは企業の責任なのですが、中小企業には人を育てる風土がない会社が多いということです。経営者は好景気を受けて人材が欲しいといいますが、単に忙しいから猫の手も借りたい・・・といったその場の人材採用計画では、本当に使える人材を得ることは出来ないですね。
人材採用は経営計画や経営改革に密接につながっているのですが、それを理解しないで新聞社等が企画する面談会に参加している企業が多すぎる気がします。決して安くないブース料を払って、人がこないとか、良い学生が見つからないといっているより、キャリアコンサルタントと企業人材育成の仕組みやキャリア形成支援、メンタルヘルス対策などを行うほうが、企業価値を高めて結果的に人材採用につながると思います。