「とりあえず泣いていいですか?」

こんにちは、今津です。

5月に書こうと思っていたのに、もう6月も終わり・・・そして今日は7月11日。

でも、本人に了承も得ているので書きますね。

5月13日に、サポステの前に勤務していた就労支援機関で出会った利用者さんが遊びに来てくれました。
なんと富山から!

彼女は富山から山梨の大学に進学し、4年間の大学生活をエンジョイしながら、就活も懸命にがんばっていました。
内定も順調にもらっていました。

でも、不安で不安で、悩んで悩んで、
何度も何度も相談に来てくれました。
そして、いつも濡れたティッシュでテニスボールが作れるくらい泣いていました。

面談でたくさんの話をしました。
働き出したらきっと思うこと、考えることを、たくさん伝えました。

あれから、2年が過ぎ、社会人らしく、少し大人っぽくなった彼女。

私の前に2年ぶりに座って、懐かしい笑顔で話し始めてくれて、
しばらくしたら、

「今津さん、とりあえず泣いていいですか?」

「いいよ~」と、ティッシュの箱を渡しました(笑)

私の顔を見ていると気が緩み、涙腺が緩むそうです。こうなるともはや条件反射です。

社会に出て、想像と現実の違いを知り、ショックを受けたり、受け入れる術を身に着けたり。
成長を感じたり、ダメな自分を知ったり。
様々なことを語ってくれる彼女は、変わらない笑顔と泣き顔だけど、
確実に成長した大人な表情も垣間見られました。

キャリアコンサルタントとして、職場でがんばっている話を聞くのは、
なによりもうれしく、最上のご褒美です。

泣いたり、笑ったりを繰り返しながら、
日々を大切に生きていく。
それを積み重ねていくことが未来を創っていきます。

彼女を甲府駅で見送りながら、心からのエールをおくりました。

「会いに来てくれて、ありがとう!お互いにがんばりましょう!」