令和7年1月9日に峡南高等技術専門校より勝上様をお招きして企業交流会を開催いたしました。
本所から8名の方にご参加いただきました。
峡南高等技術専門校は職業能力開発校ということで、手に職をつけたい方が学ぶための専門校です。
県内でこのような施設は峡南高等技術専門校しかないため、西桂町や北杜市といった県内様々なところから多くの方が通っています。
今回は峡南高等技術専門校ではどんな事が学べるのか、そこで何が得られるのか等のお話を伺いました!
訓練を実施している4つのコースについてのお話をいただきました。
●高等学校卒業者以上が対象、18~40歳半ばの若者離職者が対象の2コース
①「自動車整備科」
自動車整備科は2年間の訓練期間で自動車の点検や調整整備ができる自動車整備士になるための、
自動車工学や整備法、検査法など学んだり専門知識を習得したりすることができます。各年次25名という少数制での訓練のため、
より充実した手厚い指導を受けることができます。
②「電気システム科」
電気システム科の訓練期間は1年間、20名の仲間たちと学んでいきます。
戸建て住宅の配線といった電気工事から電柱に登って行うメンテナンス、
大規模な配電盤のメンテナンスなどその内容は幅広くあり、卒業後も自分に合った就職先を選ぶことができます。
そして自動車整備科と電気システム科は1、2年間一緒に苦楽を共にする仲間と、
学園祭や研修旅行、球技大会といった勉強以外の場での交流や思い出を深めるイベントも催されています。
●再就職を目指す、離転職者が主な対象の2コース
③「造園科」
造園科では会社や各家の庭の木の手入れの仕方や機械の正しい使い方、造園に関する知識と技能を学ぶことができます。
④「服飾科」
服飾科では婦人服や子供服を縫製するための採寸やデザインといった基本的なことを学んだり、
自作したものを販売するための販売に関する知識を学んだりすることができます。
職業訓練は、国家資格や国家検定を取得することができるカリキュラムとなっており、自動車整備科は何年も合格率100%なんだそうです!
また2年前まで職業訓練指導員として教壇に立っていた勝上様から、
職業訓練指導員についてご自身の経験を織り交ぜてお話して頂きました。
職業訓練指導員になるためには免許が必要で、取得のためのルートはいくつかありますが、勝上様は職業能力開発総合大学校で取得したそうです。
技能検定の職種の数だけ職業訓練指導員の数もあり、ひと口に職業訓練指導員といってもその業務内容は多岐に渡ります。
どんなきっかけでもいざ働いてみるとやりがいがある、みなさんもまず興味のあるものや身近なものを頑張ってみて、それを人に教えてみてほしい。
職業訓練指導員とは人の手助けになることが人生のやりがいになる、そんな仕事なのだとお話されていたのが印象に残りました。
質疑応答の時間では、所謂普通の学校との違いや訓練にかかる費用はどれくらいなのかなどの質問にお答えいただきました。
訓練見学会も開催しているということで、実際に自分の目で見てみたい!もっと詳しく知りたい!という方は
参加してみるのも良いかと思います◎
興味のある方はぜひサポステスタッフにご相談ください♪
今回の企業交流会を経て、利用者の選択の幅が広がりました。
ご協力ありがとうございました!!