R7.10.31 企業交流会「山梨中央水産株式会社」

令和7年10月31日に「山梨中央水産株式会社」より仙洞田様、剣持様をお招きし、企業交流会を開催いたしました。
本所から11名の利用者が参加しました。

山梨中央水産さんは、昭和の時代に「魚町」にあった鮮魚店が集まり、県内の水産物における物流の拠点となるべく誕生しました。
海がないからこそ、全国の港やメーカーから集まる海の幸を、効率よく県内のスーパーや飲食店、専門店へ届けるという重要な使命を担ってくれています!

市場の朝は、私たちがまだ夢の中にいる午前4時から始まります。
次々と運び込まれる商品は箱売りが基本で、それら冷蔵・冷凍商品を売り場に並べます。
テレビで見る冷凍マグロなどは見かけることはあっても運ぶことはほとんど無いとのこと。

スーパーなどの開店に合わせているため午前6時から7時頃には商品の販売は終了です。
そんなわけで、お客さんは特定の業者の方になるので、
営業もいわゆる一般的に想像するものとはちょっと違うんだそうです。

また「こんな商品はないか?」というお客さんからの要望に応えるためや、
今後の売り上げに生かせるように
全国のおいしいもの探しも行っています。
時には社員自ら試食を重ね、本当に美味しいと納得したものだけを仕入れるというこだわりようです。

そして、お昼の12時には仕事が終わるというのも市場で働く大きな特徴。
午後の時間を趣味や家族との時間に使えるのは、とても魅力的ですね。

特に今、力を入れているのが山梨県オリジナルのブランド魚「富士の介」。
キングサーモンとニジマスを交配させたこの魚は、きめ細かな身質と上品な脂のりが特徴です。
同社ではこの「富士の介」をスライスや燻製などに加工し、その魅力を全国、さらには海外へも発信しようと取り組んでいます。
なんと、ドン・キホーテの自動販売機でも販売しているとのこと!
見かけたらぜひ試してみたいですね。

質疑応答の時間では、質問1つ1つに丁寧にお答えいただきました。

今回の交流会を通じて、山梨中央水産株式会社が、私たちの豊かな食生活に欠かせない存在であることを改めて実感しました。

年に4回ほど、一般の人も市場で買い物ができる「市場開放日」というイベントも開催しているそうです。
ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

山梨中央水産さん、今回は貴重なお話をありがとうございました!!