R8.2.3【企業見学会ツアー】佐野電気エンジニアリング様・電気の「匠」が作るオーダーメイドの心臓部!

先日、山梨県甲斐市に拠点を構える佐野電気エンジニアリング様の企業見学会ツアー開催しました。普段私たちが目にすることのない、建物の電気をコントロールする分電盤や制御盤がどのようにして生まれるのか、その製造現場をレポートします!

1. 佐野電気エンジニアリングとは?

佐野電気エンジニアリング様は、主に分電盤制御盤といった、電気を安全かつ効率的に使うための「心臓部」を製造している会社です。

特筆すべきはその製品の性質。なんと、ほとんどの製品がお客様の要望に合わせたオーダーメイド品!全く同じものを大量生産するのではなく、ひとつひとつが異なる仕様で設計・製作されています。

そして、納品された製品は、電気を通した後、二度と中を開けて点検されることがほとんどありません。だからこそ、工場での製造と検査の工程には、非常に高い技術と責任感が求められます。

2. 驚きの検査体制!「匠」の目が光る最終砦

見学させていただいた中で特に印象的だったのは、完成した製品の「検査」工程です。

「お客様の元へ届く前の最後の砦」と社長がおっしゃる通り、ここでは製造された制御盤や分電盤が、設計図通りに動作するか、配線に間違いがないか、一つ一つ詳細にチェックされます。

検査担当の社員さんは現在2名体制。彼らが確認するチェック項目は多岐にわたり、電気の通り道である無数の線、部品の配置、さらには表示ラベルの文言に至るまで、図面と現物を照らし合わせて確認していきます。

驚いたのは、検査担当の方は入社当時、電気に関する知識が全くなかったということ。それでも、現場で経験を積み、今では2〜3かけてようやく図面が読めるようになり、知識と技術を身につけて、この重要な検査業務を担っています。緻密な作業のため、集中力と正確性が求められる、まさに「職人技」の領域でした。

3. 「作品」を作るやりがいと、未経験者への手厚い教育

この会社で働く大きな魅力は、その「ものづくり」の奥深さにあります。

オーダーメイドならではの面白さ

毎回異なる製品を作るため、製造工程は決して「流れ作業」ではありません。設計図には詳細な配線図があっても、具体的な部品の配置は現場の職人の判断に任される部分も多く、「いかに効率的かつ美しく配置するか」というセンスが問われるそうです。社員の皆さんは、製品を単なる機械部品ではなく「作品」のようにとらえ、細部にまでこだわって製作されていました。

未経験者でも安心の教育体制

「電気の知識がなくても大丈夫ですか?」という質問に対し、社長も先輩社員も力強く「大丈夫!」と答えてくださいました。

  • 基礎からのスタート: 入社後は簡単な運搬や分電盤の組み立てなど、基礎的な作業からスタート。
  • 時間をかけた習得: 図面が読めるようになるまでには2〜3年かかりますが、焦らずじっくりと時間をかけて先輩が指導してくださる体制です。
  • 資格取得の奨励: 第二種電気工事士などの資格取得も推奨されており、個人の成長を支援してくれます。

4. 柔軟な働き方とユニークな職場環境

佐野電気エンジニアリング様は、社員の働きやすさにも配慮されていました。

  • 柔軟な勤務時間: 8時半から17時40分までの定時を基本としつつも、時短勤務や出勤・退勤時間の変更など、個人の事情に合わせた柔軟な働き方が可能です。
  • 休憩時間は自由: お昼休みは自宅に帰っても、車の中で過ごしても、自由。なんと、真夏は工場内の涼しい床にヨガマットを敷いて仮眠をとる方もいるとか!
  • フォークリフト活用: 重い製品の運搬にはフォークリフトが必須。免許がない方も、入社後に講習を受け、取得することができます。

5. まとめ:電気の未来を支える技術者へ

佐野電気エンジニアリング様は、電気という社会インフラを根底から支える、非常に重要な役割を担っていらっしゃいます。

「ものづくりが好き」「緻密な作業に没頭したい」「一生ものの技術を身につけたい」という方にとって、非常にやりがいのある環境だと感じました。

社員一人ひとりが責任を持ち、「作品」として誇りを持てる製品づくり。電気の匠の現場は、熱意と技術力に溢れていました。