R5.9/1 企業交流会・自衛隊のお話を伺いました!

令和5年9月1日に自衛隊山梨地方協力本部 大月地域事務所 広報官 志村さんをお迎えして、自衛隊のお仕事説明や志村さんご自身の体験談などのお話を伺う、企業交流会を実施いたしました。

今回もオンラインを通じて、本所・サテライトにて同時開催となり、本所は8名、サテライトは4名とたくさんの方にご参加いただきました。

 

自衛隊に関するイメージと実際のお仕事の様子、自衛隊の任務内容についてなど、普段はなかなか聞く機会のない貴重なお話を、写真や資料と一緒にご紹介いただきました。

陸・海・空のそれぞれの特徴や職種、入隊にあたっては適性検査や本人の希望をヒアリングしながら一人ずつ職種が決まっていくというプロセスについても解説いただきました。

国家公務員であること、週休2日制、特別休暇や産休・育休、フレックスタイム制の導入や、長期休暇も取りやすいこと、駐屯地・基地内での託児施設も増えているなど、充実した福利厚生についてもご説明いただき、ワークライフバランスがしっかりしているという印象をうけました。

 

「意外と知らない自衛隊の任務」というテーマについてもお話いただき、政府専用機の機内の写真や、南極でのオーロラやペンギンの写真など、どれも印象的なお話・写真も多くご紹介いただき、一緒に話を聞いていた私も知らなかったこともたくさんあり、とても興味深く感じました。

また、サポステでの企業交流会のために、実物大の皇帝ペンギンのパネルも披露いただき、実際のペンギンの大きさに参加者のみなさんも非常におどろいておりました。

 

参加者のみなさんも、ワークシートにメモを取りながら、志村さんのお話に耳を傾けている姿がとても印象的でした。

 

志村さんご自身がこれまでに経験された貴重な任務ということで災害派遣や被災地の方との交流についてのお話も伺いました。TVで見聞きするだけでなく、実体験としてお話いただいたことで私たちの生活に何かあった際に助けてくれる・守ってくださる方々の存在を身近に感じることができました。

そうした有事に備えるための訓練も大変なことや苦しいこともあったが、同期と励ましあって乗り越えてきた、というお話も伺い、人と人とのつながりの大切や絆の強さを感じました。

 

 

【質疑応答】

Q:海上自衛官は長期間の任務にあたることも多いが、任務中のメンタルケアはどうしているのか?

A:カウンセラーが艦に同乗している。また艦内でストレス発散ができるよう、運動できるスペースが確保されている。2か月の長期任務後には3週間の長期休暇を取ることができる。

また、災害派遣など数週間働き詰めときもあるが、自衛官は全国で24万5千人いるので交代しながら対応している。

 

Q:入る前と入った後のギャップはあったか?

A:ずっとラクビーをしていたが、自衛隊よりラクビーの合宿の方がきつかったかも。

 

Q:運動や訓練など男女は同じカリキュラムか?

A:男女別で体力検定の内容・基準は違う。女性も負けず嫌いな方も多い印象。

 

Q:体力検定はどんなことをするのか

A:腕立て、腹筋、3000Mなど。普段から訓練しているので、そこまできつくはない。

 

Q:体力検定落ちたら、どうなるのか

A:上司(上官)からもっと錬成しなさいと言われることもある。落ちている人もいる。

 

Q:厳しさ、怒られることはどうなのか

A:時代の流れで厳しさも変わったり、戦い方も匍匐前進よりも機動力を重視している

 

Q:制服についてるバッチの意味は?

A:色によって、その人の経歴がわかるようになっている。任務内容や評価によって、バッチの種類や色が変わってくる。数の多さ=優秀というわけではない

 

Q:自衛官を目指したきっかけ

A:小さいころからラクビーをやっていた。ラクビーを続けてみたいと思っていたのがきっかけだった。自衛官になって色々な現場や経験をすることで、視野が広がったと感じている。辞めたいと思う時期もあったが、今は辞めずに続けてきてよかったと感じている。

 

今回の講和を通じて自衛隊がより身近に感じることのできる充実した時間となりました。たくさんの質問にも真摯にお答えいただきました志村さん、本当にありがとうございました!