みなさんは、「ついつい完璧を求めてしまう」「失敗が怖い」「怒られたら終わり」「何でも0か100かで考えてしまう」などと考えてしまうことはありませんか?
白か黒か、イエスかノーか、成功か失敗か。そんな二極的な考え方に縛られて、苦しんだり、悩んだりしていませんか?
私もよくそういう考えに囚われていました。もし一つでも当てはまるものがあったら、ちょっとだけ考えてみてください。
世の中のほとんどのことは、0か100かでは割り切れない、もっと複雑で多様なものです。
グラデーションのような色合いのものと言ったらよいでしょうか。
そして、その曖昧さの中にこそ、生きやすさのヒントが隠されていると思います。
「完璧」を求めすぎると…疲れる!
たとえば、勉強や仕事で「完璧な結果を出さなきゃ」と意気込むのは素晴らしいことですし、そう努力することはよいとおもいます。
でも、完璧を目指しすぎると、ちょっとしたミスも許せなくなり、常に緊張状態が続いてしまいます。
心も体もクタクタになってしまうことも少なくないし、結果的に「失敗」と自分が認定したり、周囲から認められなかったりしたら、ダメージが大きくのしかかってきます。
人間は、基本的に完璧な存在ではないと思います。失敗することもあるし、思うようにいかないこともたくさんあります。むしろ、失敗したら、なぜ失敗したかを学んだり、次はどうしたらよいか考えたり、立ち直る過程こそが、成長させてくれると生きながら実感しています。
完璧主義は、時と場合によっては「チャレンジする勇気」や「楽しむ心」を奪い、自分にブレーキをかける要因になることが多いと思っています。