R5.8月 株式会社丸眞熱処理工業さんとの企業交流会

こんにちは、長谷川です。

令和5年8月1日に株式会社丸眞熱処理工業 総務部の山内さんをお迎えして、企業のお仕事説明と山内さんご自身の働き方などについてお話を伺いました。

山内さんは元は中学校の先生だったということで、今の仕事とは全く違う畑からのチャレンジだったということででした。
働く側、雇う側もお互いに「おかげ様」の精神が必要、仕事を選ぶことは必要だが、それと同時に自分の食い扶持を稼ぐことが必要、お金を稼いでいくためにはどうすればいいのか、衣食住を確保するには、などを考えること、インターネットの時代だが、生のコミュニケーションは大切、自分が生きてくうえでいろいろ考え続け動くことで花開く、サポステに来ている皆さんはここに参加していることですでに一歩前に進んでいる、仕事はきれいな仕事ばかりじゃないが、まずはやってみることで経験がついて好きになっていくこともある、色々な働き方があるが、好きな仕事をするためにはそれ相応の努力が必要、というお話をしていただきました。

今の会社を選んだ理由は、自分のこと、働く側の思いをわかってくれる会社だと感じたところ、(丸眞熱処理工業)は製造業であるが、働く人にとっていい会社と思えるところが多かった、特許を持っているなど企業の強みがある、金属の熱処理という、今後も絶えない仕事だと思った、とおっしゃっていました。

株式会社丸眞熱処理工業は社名の通り、金属に熱処理をする会社でホールディングスという形態をとり関係会社が3社ある。THKなどの製品や自動車の部品など。自動車の部品は1台で3万点あり、そのほとんどが熱処理が必要。これからは電気自動車になるがモーターなどの部品も対象になるので将来にわたり安心な仕事。マイクロ高周波で特許技術を取っている。名前は言えないが世界的な有名な会社の製品も作っている。
どっぷりはまるタイプの人、研究することが好きな人に向いている仕事。学力よりやる気が重要。製造業でも熱処理業界は特殊で学校ではあまり教えてくれない分野。なので会社に入ってから一から教えてくれる。
お客さんからのオーダーメイドが多く、車の部品だけではなく身近な生活に必ずある製品を手掛けている。
ロボットの組み立てやソフトウェアを組める人を探している、高校でロボコンをやっていた人などが活躍できるそうです。

【質疑応答】

Q ずっと熱いところで働かなくてはならないのか?

A 現状では熱い作業もあるが作業の合間にエアコンのある場所で涼める時間が割とある。今後、暑さ対策を施した新工場の建設を予定している。

Q 学校の先生の時の担当教科は?

A 中学からバスケットが好きで、バスケットを教えたくて体育の先生になった。

Q 職場でのコミュニケーションで気を付けていることは?

A 現場では没頭することが多いので、そんなに話をすることはないが社員同士の関係性は良い。総務などの仕事は社員の人とのコミュニケーションをとって様子を聞くことはある。

Q 公務員と民間企業のギャップは?

A 民間企業は、予算という考え方があり、そのために売り上げを上げなければならない、ノルマというギャップはすごかった。

Q 機器の操作について何が難しいか。

A マイクロ高周波に関する機会の操作が難しいかもしれないが、いきなり難しいことはさせない、慣れてきたところで徐々に覚えていってもらう。

Q 熱処理の仕事は資格が必要?

A 重いものを扱うのでフォークリフトの資格があるといい。そのほかの資格については会社がとらせてくれる。

Q 会社に入って思ってたのと違う、ということが多いので、1日の流れが知りたい。

A 入社して基本的にOJTで社員を育てる。お昼休憩で食事は車で取る人もいる、残業はできる人は1日1時間くらい。有給は年間10日間くらいは取れる。

 

時間がなく、全員からの質問はできませんでしたが、参加者の皆さんのご質問に、熱く丁寧に答えてくれた山内さんに本当に感謝しております。
また是非、講話をお願いしたいです。ありがとうございました。